紅一点×SnowMan⑩ (ページ18)

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★ ページ18

「けどさ、俺は家族の話の方がびっくりしたよ。あと、オーディション受けてないってやつも。」

岩『俺も。』

宮『大変な思いをたくさんしていたんだね。』

やはり他のメンバーもそっちの方が
びっくりしたのだと思う。

特にオーディションの話とか知らなかったし。

滝沢くんとあそこまで仲が良い理由も、
あの話を聞いて納得した。

この世界に入れたのは滝沢くんなのだから。

向『けど、世間は元彼の話ばっかりやで。』

深『もう見るのやめとけ。別に今は関係ないだろ。』

向『やけどさー。トレンドにも上がってきてるから気になんねん。』

康二は携帯をぽちぽちと触っている。

A『みんなおはよう。』

撮影終わりのAが雅と牧さんとやってきた。

深『お前SNS見ないから知らないと思うけど、プチ炎上してる。RIDE ON TIMEのやつ。』

A『あー。放送されたんだ。深夜の番組なのにみんな結構観てるんだねー。』

割と能天気な声でAが言ってる。
いや、そんな普通なの？

A『考察は誰が1番多いの？』

向『1番多いんは北斗やね。あとは樹とか。』

A『へー。そうなんだ。風磨予想があんまりないってことはちゃんと隠すことができてたんだね。』

「いや、呑気すぎない？」

ツッコミを入れるけど、Aは気にしてなさそうだ。

A『樹や北斗ならちゃんとラジオでいじって違うってことを言うだろうからさ。それよりもそれ以外の話のことは話題になってる？』

「へ？いや、あんまり。もう元彼の話がほとんどよ。」

A『なら良かった。』

そう言ったら、翔太や舘さん、
ラウールがAの顔を見て、驚いている。

渡『お前まさか、、、。』

宮『いや、策士すぎない？』

ラ『あー、まじか。』

「ちょっとちょっと。どういうこと？」

してやったり顔のAと、感心するメンバー、
あとはわからないメンバーとみんな反応は様々で。

宮『姫は家族の話がフォーカスされないように、わざと含みを持たせる言い方したってこと。』

A『まあ、ここまで炎上するとは思わなかったけど。私核心ついたことは一切言ってないのにね。別にこれからもみんな気を遣わず家族の話してね？』

なるほどなぁ。やっぱりこの子頭良いわ。
それからみんな集まって撮影が始まる。