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「そうなの！
でもねぇ、
その子ガチャピンと同い年くらいなの！」
精神年齢が、の話なんだけども。
「え？ぼくぅ？」
首を傾げるガチャピンに思わず、くすっと笑いがこぼれた。
「そうそう！
恐竜みたいにワーッと騒ぐんだけど、食べたらすぐに寝ちゃうの。
びっくりしちゃうでしょう？」
だけどそんな寝顔が本当に可愛くて。
その美貌に見とれたことは少なくは無い。
ブランケットを掛けようとAに近づいた時、ハラりと一束の髪の毛が輪郭を辿って落ちた。
その美しさは当然忘れもしなくって。
忘れることは、出来なくって。
「んもう！
僕はそんな子どもじゃないよう！」
ハッと意識を引き戻される。
『OK！』という文字が目に入り、
「それではガチャピンと阿部亮平さんでした。
ありがとうございましたー！」
アナウンサーの声が耳元で遅れて聞こえれば、安心感にようやく包まれるのであった。
『中継終了まで5秒』
「ガチャピン、それじゃあ…」
「うん！せーのっ」
「「ばいばーーーい！！！」」
あれっ？？？
ガチャピンにさえ、ディスられるAって一体…？？？
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作者名：きづ | 作成日時：2024年4月12日 15時
