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祖父「A、結婚おめでとう」
朧「改めておめでとうございます」
『ふふ、ありがとう。お爺様、朧』
天気に恵まれ、時折吹く風が気持ちいい今日。
いよいよ、結婚式が始まろうとしていた。
私達の式はお寺で行われる。
というのも、お爺様が仏教信者で代々お寺でやっているため、そこだけは譲れなかったらしい。
式開始まで後30分。
朧が選んだ白無垢に身を包み、髪もメイクも綺麗にセットしてもらった。
と、ノック音が聞こえた後、ラウが顔を出した。
ラウ「Aさん、表の警備も順調です」
『ありがと。ごめんね、手伝ってもらっちゃって。他の皆も学校休んでまでしてくれてるんでしょ？』
速川組と渡辺組の結婚式は、良い意味でも悪い意味でも注目され過ぎている。
警備の薄いタイミングを合わせて奇襲してくる輩も少なくない。
ラウ「全然大丈夫です。事情は色々ありますけど、今日は表向きじゃめでたい日ですから。
あいつらも警備張り切ってました笑。何も知らないから、ただただAさんの結婚を祝ってるんです」
『、そっか。やっぱ言わなくて良かったね。
うちの奴らは皆純粋だから笑。私とラウを除いて』
ラウ「俺もまだまだ純粋ですよ！」
『ラウは20歳にしちゃ人生経験が有りすぎる』
ラウ「、、、まぁそれはそうかもですけど」
「新婦様、そろそろお時間です」
ラウと話しているとスタッフさんから始まりの連絡が来た。
一緒にいたラウと別れ、長い長い廊下を歩く。
「ここで少し新郎様とお待ちください」
突き当たりの部屋に通されると、そこには"あいつ"がいた。
「、どうだよ？友人の命のために結婚する気分は」
部屋で2人きりになった途端言う渡辺。
『、、ホントあんた性格悪。
別に？私は天音の命とお爺様の夢を叶えるためにここに居る。大切な人の為なら嬉しいもんよ』
「あっそ。てか呼び名徹底しとけよ。この前確認しただろ」
あぁ、そうだった。
『私は翔太さん。あんたはA。これで良かったっけ？』
「だからあんたじゃねぇって。ちゃんとしとけよ」
『はいはい。分かりましたよ"翔太さん"』
「新郎様、新婦様。お時間です」
『「今行きます」』
スタッフさんに呼ばれ部屋を出る。
いよいよだ。
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ゆき(プロフ) - Reさん» ありがとうございます!Reさんの作品も是非読ませていただきます！ (11月9日 7時) (
レス) id: c9af5de986 (このIDを非表示/違反報告)
Re(プロフ) - ゆきさん» これからも楽しみにしてます。私も小説書いているので、一緒に頑張りましょう！私の作品も見てくれると嬉しいです。 (11月8日 20時) (レス) id: 0d1afd96fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - Reさん» いえ！教えて下さってありがとうございます!!作品も是非楽しんでいただけると嬉しいです! (11月8日 20時) (レス) id: c9af5de986 (このIDを非表示/違反報告)
Re(プロフ) - ゆきさん» はい。消えてます。余計なお世話でしたらすみません。 (11月8日 20時) (レス) id: 0d1afd96fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - Reさん» コメントありがとうございます。フラグ気づいてませんでした!ちゃんと消せていますでしょうか？ (11月8日 20時) (レス) @page2 id: c9af5de986 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2023年11月7日 17時
