めめの妹６ (ページ13)

今日:526 hit、昨日:307 hit、合計:34,169 hit

４ページ13

【買い物終わって帰る前にメッセージだけお願い】

と、グループメッセージを送れば、すぐに各々スタンプが送られてくる。

今の間にエプロンをして、何を作るか冷蔵庫の中を確認

んー、刺身…鳥肉…卵…肉…

鳥肉は、親子丼にして…
刺身は盛り合わせ…
肉は…大きなサイズだからステーキ
あとは、白米を炊けばいいかな？

と、頭の中でなんとなくメニューを決め、俺も浴衣に着替える。

お客さん気分もできるし、従業員気分もできるからね。

帰ってきた時の反応といえば…

「涼太何やってんの？」「え？だてさん…？」「だてしゃ、ごはん…たべるぅー」「舘さんは今日お客さんなんだから…」

ってところだろうか…。

でもね、俺もう充分。

幸せな旅館を満喫できたよ？

可愛い若女将にも癒されたし…

本当、言うことないほど…幸せなんだよ？

だからさ、せめてご飯だけでも恩返しさせて？

誕生会の主役である俺から皆への恩返し。

浴衣の上からエプロンは違うか…

ってことで浴衣のまま調理開始。

皆お腹空いてるだろうから…
ご飯を早炊きにして。

あっという間に旅館風のご飯が完成。

冷めないように、鍋などに食材を入れたまま皆の帰りを待つことに。

渡辺【後5分で到着する】

そんな渡辺のメッセージを読みご飯をよそう

程なくして…
ガチャリと玄関の扉が開く。

俺は走って玄関に行く。

宮舘「お待ちしておりました。9名様でご予約のSnowManの皆様、お部屋ご案内いたしますっ」

渡辺「はっ？えっ？パニックパニック。
涼太どういうこと？」

宮舘「支配人の宮舘涼太と申します。遠いところお疲れでしょうから、お荷物お持ちします」

と、有無言わさず荷物を受け取り冷蔵庫やお菓子を入れてる場所に入れる。

渡辺「うわっ、もう旅館やん」

目黒「え？めっちゃいい匂い」

岩本「やばぁっ。でも、舘さん今日は…」

俺は全員の顔を見て言う

宮舘「まず初めに、こんな素敵な旅館、誕生会を考えてくれて開催してくれてありがとう。朝早くからありがとう。さっきお風呂で考えてたんだけど、お客さんとして、これだけ幸せにしてくれた従業員の皆へのお返しです。ただ…晩ご飯作っただけなんだけど…。だから、ご飯食べたら洗い物だけお願いしようかな？」

と。

笑顔で頷くメンバーを見てやっぱりこのメンバーでよかったと、改めて思った。